2006.11.18

ちっちゃな古家の住人探し

かつて体験した面白エピソードについて。

以前、小さな庭付の木造平屋に住んでいた。
この家は、かなり古い家で、根太が痛んでた部分もあり、大工さんに床を張り替えてもらい、自分たちで天井と壁をペンキで塗りし結構楽しく住んでいたのだが、ほどなく同じ大家さんの持つ倉庫が空くので入らないかという打診があって、広くて天井の高いそちらへ引っ越すことにした。

そこで、少ない予算ながらせっかくリフォームした木造平屋建ての家、これを気に入って住んでくれるヒトはいないだろうかと、真剣に考えてしまった。正直なところ、とっても古く寒い家なので、普通のマンションを望むようなヒトには、見向きもされず家賃も悲しくなるほど安く設定されそうな気がしていたから。古さをどこにも無いチャームポイントと思ってくれそうなヒトに巡り会えたらいいなあと、心底思っていた。

それで思いついたのが、京都のユニークな物件を扱うルームマーケットという不動産屋さん。
ルームマーケットは、自分は利用したこと無かったけど、親しい友人がそこで京大近くの吉田の町家物件を借りて住んでいたので、知っていた。今思えば、ヘンテコな話だけど、大家さんでもない私が次の住人探しに、京都市内の不動産屋に足を運んだのだった。
その家は京都市郊外の長岡京市にあったので、京都市内のルームマーケットで扱ってくれるかどうか定かでなかったけど、JR長岡京駅から徒歩5分、京都にも大阪にも行きやすいところだったので何とかならないかと、話をもちこんだら、ルームマーケットさんは、「大丈夫です、借り手は見つかりますよ。」と快く引き受けてくれ、なんと、話を持ち込んだその日の晩(確かそうだったと思う)に、さっそく物件下見の電話があったので、ホントにびっくりでした!

結局は、以前からルームマーケットで織り機がおける広い家を探していたテキスタイル作家の方が、入居することになり、めでたく次の住人が決定したのでした。

この時本当に実感として思ったのは、
「家というのは、住むヒトのモノの見方によって価値が変わる」
ということ。

実はこのちっちゃな家は、私たちが入居する前は家自体も設備もとても古い(おトイレはボットン)という理由で、短期貸しでしか借りてがなかったそう。そこを、少し手を入れ整えたら私たち以外にも必要としてくれるヒトが現れたのである。

ちなみに私達がどうやってこの家を見つけたかというと、
「古くても構わないので、変わった(変な)物件があったら、見せてください!」
と、不動産屋をまわった結果でした(笑)。

Tunagi写真はペンキ塗りセット(笑)。
今はわりと普通のアパートメントに住んでますが、ビニールクロスがどうしてもいやで天井と壁は入居直後に友人に手伝ってもらってペンキ塗りしました。
マイつなぎに、ゴーグル(天井を塗る時必須)、ペンキ塗り用シューズ、三脚です。











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2006.11.14

かつての京町家でも活躍?宇宙船型浴室

先週仕事で実測に伺ったお宅で、とってもユニークなものを拝見。
それは…
Bathall
家一番奥の庭に置かれた、宇宙船型?ユニットバス。
FRP(繊維で強化されたプラスチック)で出来ていて、搬入時には上下のパーツにわけられるようになっています。中は小さいながら浴槽と、シャワーあり。
家主の方から聞いたところによると、30年前くらい設置したとのこと。その当時はお風呂がついてない家が多かった京都で(京都は特に銭湯が充実している)このユニットバスが流行ったそうです。

そこでちょっとネット検索してみました。
このユニットバスは、高度成長期時代のヒット商品で北海道のメーカーが生産していた
“バスオール”
という商品ではないだろうかと思われます。このページの画像とは少し形が違いますが…。

聞いた話では、これを町家でいう通り庭(玄関土間等)に設置していた家もあったそう。
町家に宇宙船?というシュールな情景があったわけです…。

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